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sennheiser(ゼンハイザー) MD421U-4

sennheiser_MD421U-4.jpg

2004年だっけ、
あれ?? 2003年だっけ??
とにかくその頃!
たくみくんから声かけられて、
と或る曲のベースラインつけを。

リヴァーブのかかった
ゆったりした優しい声
の、曲。

頭ん中で鳴ってるベースラインは。。。
正解なのか、、、
それともとんでもない僻地で迷子なのかわからないまま
曲と、声の主の雰囲気に任せて、つけたっけ。


したら、さ。
「あの曲、ちょっとインディーの映画で使うことになったんで
ちゃんと録りたいからスタジオ来て」って言われて
夜中に吉祥寺のrinky dink studioへ。
キュートな女性がちょこんていたよ。
それがmurmur
今は、たくみくんと一緒に
Bertoiaってゆうシューゲイズ・インディポップバンドやってるね。

そのmurmurがヴォーカル録りに使ってたのが
このsennheiser MD421。通称「くじら」。
ささやくように歌うmurmurの声が
心地よくスタジオに広がってたっけ。

ライブハウスとかだと、こいつは
ドラムのキックなんかに突っ込まれてたりもするけど
こうやって、ヴォーカルで使ってるのは
そのとき初めて見た。
そのあと、sky jackの仮録音の時にも
やっぱりmurmurはこれを使ってたっけな。

彼女の"Good grief!"ってmini albumでは
実際に俺がベース弾いてるわけじゃぁないんだけど
「sky jack」と「You don't know」のベースラインには
俺臭がほんのり見え隠れするから
今聴いてみても、なんか不思議な感じがするわ。

んなわけで、このマイク見ると
たくみくんやmurmurとの縁を思い出してしまうんだ。


まさか、そういう思い出あるマイクが
自分とこに来るとは考えてなかったんだけど。
そこはやっぱ例に違わず(笑)
知り合いのおじちゃんの「十兵衛くん、マイク要る?」
って一言でウチに来た。

音のほうは。ってぇと。
懐かしさを感じるような、良い温度感があるなぁ。
って思うような。
そうゆう音。

ある時、こいつと別のマイクとで音録って遊んでるときに変なことが!

2本のマイクを使ってるのに
なぜかビミョーに音が遠い。
マイク2本分の音じゃない感じ。
で、このクジラくんを外して別なマイクを使うと
ふつーに音がくっきりする。。。

????ってなったよ(笑)

いくつかのマイクを取っ替えひっかえ。
ケーブルも取っ替えひっかえ。
で、結論。
このクジラに原因アリ。

さらに長考の末、お試し的に
ミキサーの1chにはshureの57を適当なゲインとボリュームでセット。
ミキサーの2chにはこのクジラくんを適当なゲインでセットして
ボリュームは0に。

ふたつのマイクを近づけて並べて
声出しながら
ミキサーの2ch、
クジラくんが繋いであるとこのボリュームを上げていくとアラ不思議。。。
スピーカーから出てくる声がどんどん無くなってっちゃう(笑)

はい、結論。
このクジラ、、、逆相でやがる。。。。w
たまに古いマイクとかだとあるんだよなぁ、3番ホットのやつが。

んな訳で、
位相反転(フェーズとかリバースとも言われますね)の機能のついたメカが
当時ウチにはなかったから
急遽、3番ホットのキャノンケーブル作ってみたら問題解決w


ウチに来たこのクジラは
MD421U-4っていう古いタイプのヤツだったっぽい。
細かな型番なんて確認しないから
そのときまでわかんなかったよ(笑)
型番わかってるからって、マニュアル見るなんて
ご丁寧さは俺にはないけどな♪

キャノンプラグのホットとコールドなんて実際あんま気にしねーし。


と、まぁ、そんな思い出のあるマイクっす。
Sennheiser MD421U-4

まぁ、2番ホットだろうが3番ホットだろうが
俺にとっては大きな不具合ないんだけどね(笑)


  ※キャノンプラグ(XLR端子)には3本のピンがあるけど
   それぞれ1,2,3番って名前がついてんの。
      1番のピンはグランド(アースです)
      2番のピンはたいていHOT(ホット)で電気的に+
      3番のピンはたいていCOLD(コールド)で電気的に-
     この+と-が逆になってるものが、たまにあるのです。

〈/nuke〉

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2013年01月24日 16:08に投稿されたエントリーのページです。

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