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4月14日。

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良い、日を過ごさせてもらった土曜日。

ライブの手慣らしを兼ねて、井の頭公園に出かけ
予想外の人出にビビりつつ、池の端。
人通りの死角を陣取る。

前日のでっかい風と
朝の雨が、運んできた南の国の雰囲気を空気の中に感じつつ、
ずーっと名無しだった例の曲で遊ぶ。

「今のもーいっかい!」
突然背後から小さい人が声で可愛いリクエストが。
だからそれに応えてみる。

「もーいっかいっ!」
3度目のリクエストにも応える。
どーやら小さいレディは、この名無しの曲がお気に召されたご様子。
柵乗り越えて、俺の傍で弟くんと仲良しにステップ踏んで弾む。跳ねる。

「今のなんていうの?」
曲名を尋ねられて、ナナシ。ってのはアレなんで、
まだこれ名前ついてないんだよね。って。
ま、そんな感じで色々話しをしてたらば、
「あたしが名前つけたげる!」
ってことに。
快諾、了承して、待つこと30秒ほどで
「あっち(柵のとこ)のみんなも聴いてたから『みんなのうた』っ!」

そんなわけで、例のアレは「みんなのうた」に。
うた、じゃないけど「うた」。しかもみんなの。
みんなはこれでどんなうたを歌うんだろう?なんて思ってしまって、
なんだか愉しくなっちまう。

肝心なライブはってぇと、それもかなり愉しくて
小ぢんまりした良い塩梅。
目の前にいるのはほとんどが井の頭公園に縁ある方々。
お店出してる人とか、井の公パフォーマーファンの方とか、
俺が練習してたときに聴いてくれてた
八王子からチャリで散歩?に来てたおにーさんズとか。
そーゆー人たちを前にして演れて、すげぇ愉しかったな。

イベントの先峰を仰せつかっていたんで、
出番後はカレーを美味しくいただきつつ、
小春さんが奏でる風が歌う楽器、アコーディオンの音色も美味しくいただく。
曲がパリだったりロシアだったりサーカスだったり色々で、
小春さんの引き出しの多さに感嘆す。

竹内さんのユニット『名古屋城』も、
百年前のジャズからカーペンターズまで
みんなが知ってる音楽を紡ぎだす。
耳にガツンとくるバンジョーの弦の鳴りを
エレキピアノが優しく寄り添う感じで包んでて、聞き惚れてまう。
ちょっと酔っ払った竹内さんが、音奏でてて
飲めない俺は羨ましく思ってしまったりも。

終演後。
残ってた方々と音出して遊んだのも良い思い出ですな。

おかげさんで、いろんな人から
宝物をもらった気分だよ。ありがと。


※画像はアコーディオンの小春嬢からいただいたもの

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2007年04月18日 12:09に投稿されたエントリーのページです。

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