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骨董

夏目漱石の「夢十夜」に出てくる文京区は音羽の護国寺で
骨董市が毎月第2土曜に行なわれると聞いてたので
暇に飽かせて覗きに行ってみる。

や、フリマとは違う感じ。気軽さ&軽さが無くて背筋が伸びてしまったです。
なんというか敷居が高いつーかなんつーか。。。
「迂闊に触ると怪我するぜ、特におまえの財布の中身が」みたいな
「若造は入るんじゃねーよ」みたいな
そんな感じ。
ま、勝手にこっちがそう感じてただけで
周りのおじちゃんおばちゃんたちは和やかなやりとりを
お店の人たちとしながら春の日差しの中で楽しげでした。

歴史感じちゃうようなものとか
ノスタルジックな感傷を起こさせるようなものとか
タイムスリップグリコな世界のものがいろいろあって楽しかったです。
火鉢とか煙管とか根付とか羽織とか銀の懐中時計とかね。。。

最近、蓄音機をおいら欲してんですけど
それがあったりして、かなりの長考を。
「十兵衛名人、持ち時間40分です」なんて幻聴が聞こえてきそうなぐらい。
ま、懐が寒いんで衝動買いが出来ないから安心なんですけど
欲しいよぅ、蓄音機。
30000円という高いんだか安いんだかわからない値段がついてました。

なんだか古めかしいものが欲しくて仕方ないのよ。
古い茶箪笥とか買っちゃったし。
新しいものとデジタルなものの中で古いものとかアナログなものとか
一緒になってるのって好きなんすよ、俺。
そーゆうものを排除できないっす、my生活。
ハイテクな暮らししたって、砥石で包丁は研ぎますってやつ(笑)

つーか、どんなに文明が進んだって
原初的なものって残るよーな気がするんだわ。
ベースやキーボードが滅んでも
歌と打楽器は残るみたいなそんな感じね。


  bgm:"TEENAGE DIRTBAG" by wheatus

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2004年04月10日 22:00に投稿されたエントリーのページです。

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