絵を描いてるのと勘違いされます、ハンマードダルシマーを弾いてると。
「絵を描かれながら、音楽を流してるのかと思いました」
なんてよく言われます。
やっぱ、ちょっとデカめな箱型(1m×70cm)の物体に向かって、
棒状のものをちまちまと振り回してるわけですから
遠目からは絵描いてるようにしか見えない(笑)
ま、ちゃんと見ると、そのキャンバスちっくな箱って台形なんですけどね。。。
さらに、箱型の物体(ハンマードダルシマー)はイーゼルに立てかけてるわけじゃなく
どっちかってぇと寝かせてるんで、ビジュアル的には俺、奇妙な絵描きです。
ハンマードダルシマーってのは「打弦楽器」といわれるもので、
ブリッジに張られた弦(複弦)をスティックで叩いて演奏するんですね。
チェンバロンとか、ハックブレットとか揚琴と血縁関係の楽器らしいです。
サントゥールとかいうピアノの原型になったペルシャ(イラン)の楽器がsるんですが
その子供。
サントゥールが伝播改良されて
アメリカでハンマードダルシマーになったなんて言われてます。
うちのハンマードダルシマーは3オクターブのクロマチックなんで、
叩く場所が約50箇所(笑)
3オクターブなら12×3で36箇所じゃないの?ってツッコミも入ると思うんですけど、
同一音が2箇所にあったりも。。。
さらに、ピアノみたいに低音から高音へ順順に一直線上に並んでないんでちょっと厄介だ(汗)
ただ、叩き始めて2ヶ月ぐらいですけど
ピアノのように整然と音を並べるよりも、演奏には適した音の配列のように感じます。
例えば、
ブリッジで区切られた隣り合う弦は5度になってるし
縦方向に1弦飛ばした音は3度になってる。
基本的にはそんな感じなんです。微妙に違うんですがね(笑)
ま、ある程度の手癖で、それなりのフレーズもどきが生まれてしまう
初心者への愛溢れる楽器です。
でも、
初心者の入り口くぐった後、奥が深そうで深そうで(マジ)
音はですね
張られた弦を叩くわけですから、ほんと綺麗によく響きます。
残響音の美しさが武器の楽器ですね。
あとは、両スティックをうまく使ってのトレモロ。
ぽろろろろろろろろ~んなんて感じで素敵。
アイリッシュミュージックで使われますよね、あの音。
不得手はスタッカートでしょうか。
なんせ、音を切ることが出来ないんですから(笑)
ま、付属品を取り寄せれば、ピアノみたいにある程度音を切れるらしいのですが。。。
以上、こんな感じの拙い説明で理解される方はいらっしゃらないとは思うのですが、
何度かハンマードダルシマーのネタでエントリー立ててるんで
一応フォローしてみました。
ちなみに俺のハンマードダルシマーはアメリカのDusty Strings社製。
中学1年生並みの英文メールを何度となく送りつけて個人輸入したものです。
この会社を紹介してくださったのは、
北海道でHARD TO FIND といういかしたアイリッシュなバンドをやってらっしゃる
プロのハンマードダルシマー奏者小松崎健氏。
オイラいきなりメールを送りつけたにも関わらず、すげー親切にいろいろアドバイスくださいました。
www.な空間でしか存じ上げない方なのですが、
いつか小松崎さんの生演奏を聴くのが夢だったりします。
まじですごいのよ。
手が10本ぐらいあるんじゃねーかってフレーズ弾くんですよね~。
bgm:"愛のチャンピオン号"by スネークマンショー