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soundcraft series 200B (24ch)

soundcraft_series200B_02.JPG

このチャンネルには、どんな音が通ってったんだろう?
どんな人、どんなバンドの音がこのMIX O/Pから鳴らされたんだろう?
そんな他愛ないことに想像を巡らす。

1985年イギリス。
なら……
俺の好きなthe the。
だったら、、、
Soul MiningとかInfectedとかってアルバムあたり。
SMITHSだったら
Meat Is MurderとかThe Queen Is Deadあたりだよなぁ。
JAMとかPOLICEとかもこの頃だっけ?
Girls at our best! はもっと前か???
そんなことを思いつつ。

アメリカだとWe are the worldが85年な気が。。。
此処なら、サザン、松田聖子、チェッカーズとかが流行った頃かな?
バービーボーイズとか爆風スランプとかPINKとか米米クラブのあたりもそうか。

まぁ、もちろん、
そういう人たちがホントに使ってたわけじゃぁないんだけれど
でも、そういう時代にいた人たちが、
スタジオやライブハウスで触れてたはずの。



店閉めるから、いる?
ただし取り来いよ(笑) って誘いに
二つ返事で保護しちゃったミキサー。
どんなもんかも訊かないままブラっと顔出してみたら、
薄汚れた図体のデケェ英国紳士がいた。
24ch 4main bus 4AUXのmixing console然としたヤツ。
うちのYAMAHA MC1604と比べてもほぼ互角。

約30年使われてきた機械の佇まいって、
ホイッっと捨てていい
って気はしないよね。
聖☆おにいさんだったら、
絶対、つくもんになってるはずだしさ(笑)

今のメカメカしいものって結構全部が消耗品的で、
「修理するより破棄して買い替え」感満載なんだけど
このころのものってそうじゃない。
多少の気力さえあれば、保守点検はできてしまうし
いろいろなんとかなってしまう。

だから
手垢と埃と小傷にまみれたコイツも
俺がなんとかしようと思えば
なんとかなっちゃうんだよね。

ってことで、
いろいろいじってみたんだけど
特に不具合らしいモンとか無く。
音出ません!とか、チャンネル死んでます的な死刑宣告的なもんも無く。
けっこうヒョーシ抜け(笑)
働き盛りな28歳って感じなのな。

ファントム電源が全部のチャンネルでON/OFF出来るのに感動(笑)
さらに、各チャンネルユニットが別になってるからメンテナンス的にも楽。
しかもゴージャスなことに電源ユニットも別になってるってゆう。
そんなすることねーじゃんよ!(笑)って気もするけど、
だからこそ、作った人らの顔が見えるつーか、
当時の努力が垣間見えるつーか
とにかく、潜っていくと面白味が、ある。

ウチのMC1604は
4チャンネルで1ユニット構成。
ファントム電源も1ユニットごとでON/OFFだよな。
2コ歳上にも関わらず
YAMAHAのほうがほんのり現代的に合理化されちゃってるような
そんな感じ。
コード直に生えてるから電源ユニットなんて無いしね。

音は、ってぇと。。。
実はよくわからない(笑)
ライブで使ってるmackie MS1202は図太い音!って感じはする。
十兵衛亭視聴覚室のYAMAHA MC1604は芯の強い優等生。
いろいろ頑張って、入ってくる音に対応してくれるふう。
具合よく音を出してくれる。

コイツは。。。どうなんだろう。
なんつーか、良い空気が漂うんだよな。
凛としてる。よーな、、、。

ミキサーってのはエフェクターと違うから
鳴ってる音を素直に通してくれるのが当たり前なんだけど
ダルシマーの倍音とか、
残響が重なりあってる響きとかが
しっかりくっきりしてるふう。
音の滲み方が少ないような。
うまく言えないけど、そんな印象。

今度、じっくりミキサーの聴き比べをしてみたいな。

とりあえずは、もうちょい付き合ってみたいので
MC1604を休ませて
このsoundcraft series 200Bでしばし遊ぶことにする。


soundcraft_series200B_01.JPG


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2013年01月16日 12:55に投稿されたエントリーのページです。

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