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『human's』 "if"で始まる物語

human'sってオムニバス映画を見に原宿へ。
歳下の友人が監督やってるんで、
ラフォーレミュージアムなんてぇハイカラなところに足を踏み入れた。

14:30からの回。
小さい会場には満員って言っていいぐらいの人。

たった。
1日だけの上映。
なのに、こんだけ人がいる。
友人(達)の頑張りが伝わってくるし、
映画に対する人々の期待みたいなもんも伝わってくる。

映画は。
冒頭の、夜に浮かぶライトのキラキラ?が印象的で、
なんか、こう、最初の印象って大事だよねぇなんて思いながら、
好きな感じの映画かもなぁなんてことを予感しつつ。
脈絡もなくクリント・イーストウッドやトミー・リー・ジョーンズとかが出てた
「スペースカウボーイ」の初っ端のシーン、
飛行機がゆっくりと雲を裂いて飛行するところを思い出す。


映画は5話オムニバス。
"if"で始まる物語。
なんてフレーズがチラシにもあったけど
人貸し屋「J」に必要な人間(自分にとって大切な人間)を借りに来る人々の物語。

5話ともに、感じることとかメッセージとかは違うんだけど、
宇治拾遺物語とか今昔物語とかから宗教性を抜いた、
「説話」ちっくな何かが感じられて、良かった。

転ぶことを嫌うのではなく、痛くならない方法を教えるのでもなく、
転んでも立ち上がる力があるんだよ、って話とか。
身近な人って大切だよねって話とか
利己主義は身を滅ぼすよ、愛に気付くならそれを大切にしようぜって話とか。

そういう、ちょっと忘れがちなことを気付かせてくれるような、
そんな映画だったのです。

まだまだ、粗さとか若さとかぎこちなさもいっぱいあった映画だったけど
そんなのは気にならないぐらい
日々の中の大切なことを気付かせてもらえた映画でしたわ。

おかげで、早く家に帰りたくなっちゃったぜ(笑)


ねぇ。
大切な人を大切にしてますか?

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2009年02月12日 11:25に投稿されたエントリーのページです。

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