青々とした楓が落とす清清しい木漏れ日。と、鮮やかな陰影。
麗らかな春の陽を首の後ろに感じながら
午前中の穏やかな温もりを胸の奥んとこに感じながら
缶珈琲を片手に一服。
ちょいとした至福。
木陰のベンチにはワイシャツ姿の男性二人が肩を並べて佇んで
どことなく絵の中の住人みたい。
木漏れ日がアスファルトに描く光と影の模様の中で
くるくる。くるくるくるくるくるくる。くる。
羽ばたきも軽やかな2羽の雀が螺旋に絡んで愉快そうに遊んでる。
向こうから小っちゃな子が
パタパタパタパタタタタタタカタと
可愛らしい足音を響かせながら
満快笑顔で友達の後を追いかける。
賑やかで愛らしいね。
木も雀も小っちゃい子も
風も
空も
光も。
今。を、全身で全力で愉しんでるよう。
満面の笑みで全力疾走はしないけど
密やかに胸の内で
ぐっ。っと
今の空気を愉しんでみる。
いい陽気だねぇ。