え~。。。
約2時間。つーか25分×4セット。
「場内音楽」ってことでいろいろ遊ばせてもらいました。
でもって、いろいろ学ばせていただきました。
ありがとう。楽しかったす、mona rock caravan 08@池上本門寺。
会場をうろうろしてるときに
知人友人井の公つながりの方々などなど
20人くらいから声かけられて「えっ、来てたの?!!」的に度肝を抜く。
どーやら皆さん、このイベントの出演ラインナップに惹かれて来たもよう。
「長丁場なんだから頑張ってね」
などと暖かい言葉ももらって俺、心の中で感涙(笑)
知らない方からも、「不思議な楽器ですね」とか
「おもしろいことをしてるんですね」みたいなことを
ちらほらと声かけてもらったりして感動。
前に井の頭公園とか吉祥寺駅前で俺のことを
見かけたことあるって人がいたのも吃驚。。。
俺は音楽に疎いんで、
以前に一緒したことのあるモプシーフロプシーとQuinka,with a Yawn以外の人って、
曲を聴いたことがなかったんだけど興味深い音楽を浮かべる人らばっかだったな。
コケストラ
コトリンゴ
湯川潮音
HARCO
オオヤユウスケ
もう、背筋正して慎んで拝聴させていただいたのです。
CMとかで耳にしてる歌もあったりして
「おぉぉっ!!」この人が歌ってたんかぁ!みたいな感動も。
良い一日を過ごしちゃったよ。
俺のほうは?ってぇと
「場内音楽」係ってことだったんで、
気持ち的にはフレキシブルさが必要な立ち位置。
だから、音楽イベントでありながらも、なぜか山に入ってる気分満々(笑)
山では、安全も遭難も全部の責任が自分の判断にあるんで、それとまったく同じ感じ(笑)
タイムテーブルがどうとか、指示がどうとか、
そういったもんは参考程度にしといたほうがよさそうな気配だし、
いろいろと自分で動いたほうが逆に楽だったりもする。
会場入りしてから様子を伺うと
本堂にはどっかの講堂みたいに長椅子がずらりと並んどるまんま。
以前、偵察に来たとき、当日は椅子ナシになるんだろう
って軽く考えてたのが甘かった。。。
本日は完全なる着席イベントなり。
しかも出入りを遠慮してしまう6人掛の長椅子タイプ。
下手すりゃ、開場から終演まで
「八時間耐久着席レース」になる人もいそうな塩梅。
だから、会場の様子を考慮して
俺の役割的な「縛り」を考えると
・チルアウト係
・しゃべらない(なんせSE=サウンドエフェクト係だからね)
・ライブ後には席を立ちたくさせる
・次のライブを待ち遠しくさせる
ってのを思いつく。
この4点にプラスして
・実験多め
という、以上5点をルールとする。
★「チルアウト係」
当たり前です。
8時間のイベントだし。
メインアクトのみなさんを楽しんでなんぼですから。
転換中は自由に過ごしてもらいましょう。
あわよくば聴いていただけるなら幸いって感じで。
★「しゃべらない」
これも当たり前だわな、SEがしゃべってどーすんの?って感じだ。
そんなわけで難なくクリア。
★「席を立ち易くさせる」
要は、興味を持たせなくすればいいんだよね?(笑)
つーわけで、1曲めは録りためてある街の音の中から、
場の空気を読んでセミの声とか森の音とか、
そーゆー何か適当なものを流すことに。
1~2分もそーゆうこと続けてれば、
座ってる気も失せるだろーし(笑)
そうすりゃ、俺はその間にkaosspadのパラメーターとかを
いじる時間にも充てられる。
物販、フードコーナーに人が流れたほうがイベント的にもアレでしょうし。
★「ライブを待ち遠しくさせる」
その時間にいる人ってのは、
次のアーティストさんを見たいから、そこにスタンバってるわけで。
そーすっと、ここでも多少なりとも俺に飽きててもらったほうが
「待ち人きたる」な気分を味わってもらえる。
そんなわけで、転換時間の後半はなるべく単調なフレーズを演ることに。
だけど、サウンドチェックが終わる間合いも計らにゃならんのが難(笑)
★「実験多め」
普段のライブだと、使うのを控えてる
ハンマードダルシマーへのエフェクト系を
ふんだんイタズラできるってのが、こういう役どころでの遊び場(笑)
つーわけで心の赴くままにいろいろ試す。
やってみたいことがたくさんあったんで、良い機会。
とりあえず、以上のよーなルールを科して遊ぶ。
ま、ルールを作っても、事がうまく運ばなきゃ仕事的にはアレなんで。
25分ていう予定の転換時間を基本にして、
次の出演者さんがどんな編成で、どんな機材を使う人なのかなどを、
隙を見て偵察しまくる(笑)
バンド編成なら、セッティングに時間がかかるだろうし、
一人で演るなら簡単に終わるかもしれない。
転換に充てられてる25分って予定時間を軸にして、
長くなりそうか短く済みそうか、
そこらへんがうっすらとでもわかってれば、俺の心もちも違うし、
ステージ上の様子を見る頃合も、
自分で演る曲順も考えられるってもんです。
そーゆーことは、モナのスタッフさんに細々と訊ねればいいんだろうけど、
皆さん自分の持ち場と仕事があるんで、あんまし気を煩わせらんない。
出演者さんはもちろん自分のライブをうまく演ることが仕事だから、同じ。
全体を掴んでる人なんて誰もいないのがこういうイベントだしね。
だから、俺は俺の立場で、自分の仕事をせにゃぁなぁ。。。
なんて思いながら、いろいろと暗躍。
結局、そーゆうのが好きなんだな、俺(笑)
演奏のほうはね、
そーゆうルールに乗っかりながらだったからスリリングでした。
kp2&kp3のプログラムやらパッドやらをいじりたおそうって思ってたら、
手が止まってしまいそうになったり、フレーズ忘れちゃったり
って失敗がありましたな。。。お恥ずかしい。
間違うSEってのも笑えるけどな(笑)
でも、こーやって遊ぶことも滅多にないから、
やって初めてわかる音の感じとかが、いろいろ参考になったなぁ。
トレモロとかうっすら使うのもアリみたいだし。
そのうちライブでもお披露目しよう。
開演間際に演った「空色ハイク」ダブ風味バージョンが
なぜか反響が多くて吃驚。
怒られるかと思って恐る恐る演ってたのに、
【壱零base】をご存知の方からも、あの場で初対面だった方からも
「良かったです」って声かけてもらえて嬉しかったな。
ほんと充実してたし、楽しかった。
自由自在なバチさばきで、
水の流れのような旋律を紡ぎだすダルシマー奏者「たっち~」さんとも
知り合いになれたのも良かったなぁ。。。
弾く姿を間近で拝見してたら、
「すげ~」って開いた口がしまらないまんまだったの、俺。
ああいう自由さをいつか手にいれたいもんです。
mona recordsの皆さん、良いイベントをありがとう。
でもってお疲れさまでした。
あの場にいた方々も、お疲れさまでした。
お耳汚しな音楽で申し訳なかったす。
でも、楽しんで遊んでしまったんだけどね、俺は。
とにもかくにもすべての人たちに感謝です。
ありがとうございました。