木製ボタンのアーティスト、
ミキさんとショーコさんってユニット「アトリエkiki」の個展。
そのオープニングパーティーにてライブす。
駒沢大学の近くにあるnipapoってギャラリーさんには
二人の生んだ素敵なボタンアクセサリーが、いい具合に飾られててナイス。
天上からぶら下げた毛糸帯にくっついてるコンパクトディスクサイズのボタンたちとか。
壁にディスプレイされた髪留めとか、ネックレスとか。
うわぁ、って、目が嬉しがっちゃうような。
そういう子たち。
飯山美和さんの,
ちょこん、って天辺のとんがったニット帽とのコラボも、よかった。
ボタンたちも、
紫がかってたりピンクがかってたりしてカラフルで。
「色塗るのも手間だよなぁ」なんて思ってたら
全部、木自身がもってる天然色だってことも知って、吃驚。
木って、全部が木色じゃないんだねぇ。
自然って不思議です(笑)
人と人も留めるんだね、ボタンって。
kikiのアクセサリーって、そういう力があるよ。
見る人の心をくすぐったり。
会話を弾ませたりね。
俺もkikiのボタンで繋ぎ留められた一人だし
いらしてた方らも、そう。
布と布を留めるはずのボタンで、
いろんなものを素敵に繋いでしまうミキさんとショーコさんは
木の妖精かもしれないな(笑)
んなわけで、
至って極普通な没個性的平均的男子な俺だけど
kikiとボタンの天然にあやかって
ライブはその場の空気に合わせて演ろう。
そう思っちゃったから、
曲順も決めず演るネタも決めずに。
lillteのイタバシさんとオガワさんの二人の良い空気が残ってるフロア。
いらした方らも楽しそうにしてる。
30分後くらいから。
ってことだったから、のんびりセッティングしたり何だりと
だらだらたらたらしてたら、停電。
まるで演出のようなタイミングだったから、
kikiのお二人に許可もらってライブして(笑)
ホント、その場の感じだけで曲を演る。
窓外をゆったり過ぎるバスのライトがいいなとか。
カラフルな傘をさした人が通るので、雨に気付いたり。
目の隅にあるでっかいボタンが妙に可愛く思えたり。
みんな美味そうにメシ食ってるなぁとか。
すごく注意力散漫な気分で、演る(笑)
そんな、すごくニュートラルなライブ。
木の妖精たちがくれた、素敵な一夜でした。