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2008年09月 アーカイブ

2008年09月06日

星井哲郎「世界展2008」

ステージでのセッティングの様子と、時間と
そして見に来てる皆さんの雰囲気と。

そういう、空気とセッション。

そんな感じで遊んでたのです。

自分のライブってのはかなり好き放題にやってしまうんだけど
人力SE係のときは逆に気の糸を全方位に張り巡らす感じ(笑)

なんてったって、星井さんのイベントだ。
きっと、いろんな思惑や想いがあるんだろうし
なんてったって、場にいるみんなが
音楽を全身で聴く感じの人らばっかって感じだったから
こっちも下手うてません。

60億分の1の誰かが
ほんとに変な偶然で同じ場に居合わせるんだ。
それだけで素敵なことじゃないか。
そんでもって、この場にいる人らは
星井さんらの音楽が好きで此処にいる。
俺とおんなじだ(笑)

だから、俺もがんばっちゃうよ~。
「世界展」の世界を少しでも星井さんの思ってる世界にする
そういうサポートができるならおもしろいしね。

ってわけで楽しく遊んできた(笑)


天窓switchにつくまでは気分的にちょっとアヤシゲだったんだけどね。

気分。
ってのは、気分次第でがらっとかわるもんだなぁ。
そのまんまなんにもしなきゃ、
ほんとにそのまんまだったんだろうけど、
ちょっとスイッチを入れようと思えば
あとは何かのはずみでONになるような。
そんなちょっと素敵なファンタジーを感じた一日。

ライブからもネットからも離れて、
勝手に夏休みになってたんだけど俺。
そのリズムが抜けきらなくて
「演りたい!」って気はバリバリあったんだけど
どーしても「演ろう!」って気にならなかった昨日(笑)

でも、演らなきゃならん(笑)
なんたって、音楽冒険野郎の星井哲郎氏のイベントだから。

よく知ってるわけでもないし
何がどう。どこがどう。
ってわけじゃないんだけど
空気感が好きって人がいるじゃないですか。
そういう人に呼ばれたら、やっぱ演りたくなってしまうじゃないですか。

だから、イベントのBGMを快諾したはいいけど
夏休みのリズムが邪魔をして、どうにもこうにも弾く気にならず。。。
んじゃぁ、いっちょ井の公で遊んでこようって
出たはいいけど、ほんとに音が飛ばなくて。
なんかこう、変な壁に音が圧しつぶされて飛んでくことができない。みたいな。

そんなわけだったんで、遊ぶって気分は路線変更。
験を担いで、今此処で間違っておく方向へ。
そーすりゃ本番でミスることもないだろう。
なんてテキトーな理由で
何も考えず弾きまくる間違いまくる(笑)

時間ぎりぎりまでそーやって過ごし
多少の不安を抱えつつも
恵比寿の天窓switchに到着。しかも30分遅刻で。。。

ただねぇ。
セッティングして、一言ふたこと星井さんと話して。
照明さんやPAさんと話して
ハンマードダルシマーの前に座って一音出したとき
「あ、大丈夫だ」って感じてしまった。
スイッチはON。
むしろ笑えるくらいわくわくしてて。
もう、いつ何が来てもおーらいな感じ。

開演までの縛りは19:10。
客電落ちて、SEで波の音がダルシマーの音にかぶる。
そのときにうまく「静かの海」をうまく終わらせなきゃならん。
ついでに月着陸船のメッセージのいい部分
"That's one small step for man; one giant leap for mankind."
で終わらせてぇな。と。
そんな誰にもわからないよーなこだわりをもって
「いつかのどこか」「風をまとう光をまとう」のテンポを決めたり
時計見ながらフレーズ削ったり足したりって変なこともしてみたり(笑)
おかげで楽しく遊べました。


来てる方々は星井さん&バンド絡みなんだろうけど
みんな全力で音楽を聴く感じの人ばっかで
人力SEの俺の音まで聴こうとしちゃうような人ら。
下手はうてません(笑)


んなわけで星降る楽団の前は
転換に時間がかかるかもってことで
ステージとPAさんの様子を左右で見つつ
時計も気にしつつ客席の様子も見つつって感じ。
まぁ、様子的には
「ZONE ZERO」で「みんなのうた」って感じでスタート。
テーマが輪廻ってことだったんで
夜の曲「月星夜 秋の虫バージョン」をもってきて
ラストは朝の曲「夜明け前」。
ついでに余韻にハッピーバースデーのオルゴールをかぶせてお役目終了(笑)

StarWellTrioのときは
演ってない曲で場に合いそうなもんを。
なんて軽い感じで
「emanon」で「呼ぶ声に耳を澄ませて」で
「風のはじまる場所」で「遊人」ってチョイス。

さっきまでの気の向かなさはどこにいったんだよ、俺。
って突っ込みたくなるほど楽しく遊んでしまったのです。

良い一日でした。

や。
ほんと気分ってのは不思議なもんだ(笑)
良い人と良い人らに会うだけで変わっちゃうんだから。

2008年09月08日

らじお?

どうやら、気付かぬうちにラジオ出演してたみたい。。。

今、自分のメールボックスを見て
その番組のリスナーさんからの問い合わせがいくつか来てたんで発覚(笑)

取材みたいなのをうけたとき、
番組名とかを全部右から左にスルーしてて
単によくある物好きさんの取材かなぁって思ってたんだけどね。

吃驚。

だれかこれ録音してないかなぁ。
聴いてみたい。。。


東京FM
「Canon presents PHOTO WEEKEND」
http://www.tfm.co.jp/photo/index.html

2008年09月09日

【壱零base】サポートメンバー

rtc.jpg

「イチゼロさん、この機材なんですか?」
「すみません、これ何の楽器ですか?」
「これ何ですか?」
と、よく訊かれてしまう【壱零base】のサポートメンバーたち。

図体のでかいのが、「ラジカセTV」
70~80年代に「ラテカセ」なんて言われて出回ったハイテク製品。
これの映像入力へDVD繋いで、演奏中はTVから映像流してました。
延々と流れてる変な映像は全部自作です。。。
さらに、このラテカセの音声入力には
右下に写ってる4トラックのデジタルレコーダー(スマートメディア使用)を繋いで
月着陸船の交信とか、街の音とか、虫の声なんかを出してます。
で、左下に写ってるヘッドホンはMCマイクとして使用。
同じくラテカセ氏のマイク入力に繋いでます。
「ヘッドホン型のマイクってどこで手に入れたんですか?」
なんてよく尋ねられるけど、ふつーにヘッドホンだよ(笑)
ヘッドホンってマイクになるんだよね。


と、まぁ、こんな塩梅。
かなり強力なサポートメンバーっす。

2008年09月26日

井の頭公園と吉祥寺駅前と

良い風吹いてた夜でした。

遊びに出る気はなかったんだけど
つい、心地よい夕方の風を感じたら
よし、行こう!みたいに気分が変貌。

ちょっと遅かったけど18:00くらいに井の頭公園で遊ぶ。
2年ぶりくらいかなぁ。
宵闇に融けながらハンマードダルシマーと遊ぶのは。

最近はアートマーケッツが始まって
いろんな人が楽器演奏を自粛してる雰囲気だし
日没後に音出すのはやっぱアレだよなぁ、って気分もあるしで
暗くなってからの井の頭公園には行ってなかったんだけど。
昨日は、雰囲気に誘われて、
つい出来心で遊んじゃったよ。

木曜日の公園は
平日の真ん中だから人は少ない。
しかも時間的にデートならメシ時(笑)
そんなわけで、ほぼ貸切の公園で音を出す。

そっと。
弦を打つ。
いつものスティックだと夜に相応しくない。
いつものテンポだと今に相応しくない。
だから柔らかい音を出す。
なるべく音が飛ばないように
包むように打つ。
音がゆっくりと滲む速度で融けてくのを想像する。

いつもの曲が
宵闇にやさしく浮かぶ。

19:30。
あまり、此処に居座るのも迷惑だよなぁ。
でも、もっと弾いてたいんだ。

そんなわけで吉祥寺駅前へ移動。

相変わらずの喧騒と
相変わらずのストリートミュージシャン。

偶然、サーティーワンのとこでは誰も演ってなかったから
これ幸いって居座って軽く遊ぶ。

看板なんか恥ずかしいから持ってないし
聴いてもらう気がないからMCもするつもりもない。
いつもそう。

無関心な雑踏の中。
ただ、音になる。
そういう遊びも、なんかイイよね(笑)
聞かせる気のない、街のBGMな感じ。

そうは言っても、
時折、音が気になるのか
覗き込む方がいるにはいる。
そう人らを目の隅に置きつつ
曲を途切らせないまま弾き続ける。
なんたって、俺はただの音だから(笑)

たいていの人は一通り眺めて
去っていくけど
なかには、興味と好奇心が
声をかける恥ずかしさに勝つ人がいて。

そういう人と話すのは嬉しいもんです(笑)
そういう人には自己紹介兼ライブのお知らせを配ってみたり。
性質悪いよなぁ、俺(笑)


昨夜は良い風をまとった人らとたくさん話しました。
お腹いっぱいです。

聴いてくれたみなさんありがとう。

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