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2006年02月 アーカイブ

2006年02月06日

ぼーっとしてる

ふと、どこかで音が響いた。

すぐそこで、小さい人が遊んでる。
オモチャのウクレレを弾いている。
大切そうに。でもかき鳴らす。
どこかのギタリストみたいなポーズ。決まってるぜ。
気分はスーパーギタリスト。なんだろね(笑)
いい笑顔。
かわいいなぁ。

チューニングが狂ってようが
和音がちゃんと響かなかろーが
リズムがリズムになってなかろーが
音が鳴る。
それだけで嬉しいよ。
それだけで楽しいよ。
そんな感じ。

オモチャ。でも楽器。だね。

楽器のはじまりなんてみんなオモチャ。

オモチャを鳴らす。
鳴らして遊ぶ。
楽しくなって笑う。謳う。


ギターはいったい誰がもたらしたんだろね?
琴は誰がもって来た?
ハーモニカは笙が大元だ、なんて記事もあったなぁ。

ハンマードダルシマーはペルシャ(イラン)が発祥地らしい。
でも、俺のはアメリカ人なんです、シアトル生まれ。

イランで生まれてヨーロッパを経由、アメリカへの移民とともに北アメリカへ入った。
なんて、言われてるけど。

でも、楽器は一人じゃ歩きません。
楽器の後ろには誰かが、いた。
そこに音を楽しむ人がいた。
そう想像するだけでなんだか愉しい。
楽しさが世界を渡ってった証だ。


そんなことをぼーっとしながら思ってたんで
目の前を歩く人
今ここにある椅子
すぐそばにある木々や水や空気が
どんな歴史を背負ってるのか? なんてのが
とても気になるんですよ、今日。
そこにどんな人がいたのか? なんてのが
とても気になるんですよ、今日。

人のいないとこにも、人っているんだねぇ。

2006年02月24日

らんちうとテトリス

某VIDEOTAPEMUSIC&PIANICA EXPERIMENTこと、
仮称いさおまなべの作品を見に上野は東京都美術館へ。
根津や谷中界隈の雰囲気を楽しみつつ、
後藤の飴で買い物も。きなこ飴とニッキ飴。

上野公園に足を踏み入れると
条件反射的に入ってしまう科学博物館では「ナスカ展」が
催されるらしく、過去にペルーへ渡ろうとしてた俺としては、
もう食虫植物に招き寄せられる蠅と化しそう。
遺憾。今日はそうじゃないんだ、らんちうだテトリスだ。
そんなわけで東京都美術館到着。
展示をひととおり眺めてから例のブツに到達。

良い抜け具合で、まなべ節炸裂。

ディスプレイの、
青い青い画面を泳ぐ、輪郭だけのらんちう2尾。
ゆらゆらほわほわ延々と泳ぐ。
線だけなのに愛しくなる。笑みも浮かぶ。
フリーハンドで描かれたテトリス(笑)も延々とループ。
かなり見入る。すげぇ見てた。。。
どこからどこまで偶然だろうか、意図だろか。
拘りらしきものが随所に見え隠れしてるから、
もしかしたらただの偶然までもを
意図的だと感じてしまうようなとこが策略にはまってる感たっぷりで
くやしいなぁすごいなぁ。なんて。。。

オモロでした。サイコーだ。

夕方からは二人して、音遊び。
達者なピアニカ使いが即興で合わせてくれたフレーズは、
なんとも言えず素敵だったんだよ。

ピアニカってのは風の声がするんだねぇ。

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